2014年12月7日日曜日

縦型の調整金具について

今回は結構マニアックな話になります。。。

ついこの前、とある方とのやりとりで話題になりましたのでこの機会に少し検証してみたいと思います。

予め告知しますが、これは(というかこの趣味全体に言えることかもしれませんが)私自身の独自調査によるものなので事実でない場合があります。
それをご了承の元御覧頂けるとうれしいです。

では、話を戻して。
豪雪型の角度調整金具についてです。

特にこの部分に注目してみます。

◎小糸工業(現 電工)
見難くてすみませんが、ややカクカクした形状です。
画像は鉄板丸型灯器です。

アルミ世代も同じです。
薄型の所謂ストレートアームになる前までこの形状でした。
因みに一本支持の極太アームの場合は除きます。

◎京三製作所
小糸とほぼ同じアームが使用されていたようです。



薄型世代も同じです。
京三製ではアルミ分離型以前の、アームのゴムキャップに他社にはない特徴があります。

◎信号電材
信号電材も、小糸・京三とほぼ同じだと思います。
ただし上記の画像はゴムキャップの特徴から京三製の灯器が付いていた可能性もあります。
サンプルが少なくこの世代はこの画像で申し訳ありません。。。

薄型世代も同じです。

すみませんが、あまり見つからなかったので更に御覧になりたければ、私のサイトの県別集に幾らかあると思いますのでそちらをご参照ください。

◎日本信号
日本信号だけ、上記3メーカーと違った特徴が見られました。
角が丸くなっているのが特徴です。

くどいようですが、サンプルを出来るだけ沢山集めましたので御覧下さい。



鉄板丸型灯器です。

更にはOEMも。
アームの形状で、OEMかそうで無いかの判別が出来そうな気がしますね・・・アームだけ再利用で更新の場合は除きますが。

一応、今回の法則はアームと灯器がセットで更新された場合を想定しております。
転用灯器とか、アームのみ再利用の場合は法則が崩れますのでご了承下さい。。。

◎松下・オムロン
この2メーカーのものは、結構特徴的なアーム形状です。
このように、斜めになっている部分が長いです。

そしてこのアングルから見ると、結構太めなものに見えます。

京三分離OEMも。
この組み合わせ(アーム+灯器)を見つけると、まずOEMかと疑います。
探索中にそう考えてメーカーを予測するのも面白いですね。

この流れで気になるのは三協高分子製の薄型灯器。


◎三協高分子
意外にも、小糸・京三・電材に似た形状でした。



・・・ということで、検証は以上です。
出来るだけ沢山サンプルを集めて信頼度を高めたつもりでしたがいかがでしたでしょうか?

この特徴を知ることで、より一層信号探索が楽しめるのではないでしょうか。。。

1 件のコメント:

  1.  このブログではお久しぶりです。元信号乱歩だったハロールと申します。今回、ブログをはじめました。先月、ブログをはじめたばかりで今の所、まだまだ不慣れですが、信号機の基本と時差式信号、感応式信号のピックアップはできています。よろしければどうぞご覧ください。他には信号以外にもテレビ、観光地なども語っていくつもりです。
     縦型のマニアックな角度調整は拝見しました。ほとんどは金属丸型とアルミですね。実は私、豪雪使用の縦型でプレート以外の樹脂灯器の見分け方がわからなかったんですよ。横から縦にしたものなら京三と日信はすぐに見分けはつきますが、豪雪対策の金具がどのメーカーも同じ位置についていて三協製樹脂丸型の豪雪縦の角度調整はどうなんでしょうか?横型ならメーカーが絞れますが。

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