2018年7月8日日曜日

視認性低下

7月4日更新分について、トップページ・県別集それぞれのページで更新内容が一部間違っておりました。
本日訂正してお詫びいたします。。。


さて、本題ですが三協製樹脂丸型について近年気になっていることが。
所々でレンズの状態がこうなっている灯器があったりします。

レンズに何か付いているのか・・・点灯して見えている部分が削られていて視認性が低下しています。
見えなくなっている部分は場所によって違っていたり。


私が考えるには、原因は2つ思い浮かばれます。

①レンズ内部の汚れ
信号機は当然ながら外気にさらされている状態にあるので、当然汚れ等は付きます。
電球交換の際定期的にレンズは綺麗に掃除されていると思われますが、それでもこの状態ということは内部が汚れているのかもしれません。
レンズ内部の掃除となると、部品を幾つか外さないとできないらしく手間がかかるのでこの状態になっているものと考えられます。
よく見るとレンズ蓋が上開きとなっていて、閉めるときに隙間が空いてしまうと上から雨水やごみが入ってしまうのでそれが要因かも。。。

②リフレクターの劣化
これは電球式灯器にとっては致命傷になり得るかもしれません。
先述の通り、レンズに隙間が空くと雨水・ごみ等が入ります。
レンズの内部に入るということはリフレクターにも影響があると思います。
金属製で研磨されて光沢を保ち光源を拡散させているので、雨水の水分が入ってしまう(特に海沿い付近では塩害もあり過酷な設置環境下にあると思われる)と腐食してしまうと思います。
対策としては①同等、レンズ周りの部品を取り外して研磨器具で修復すれば視認性は回復するものと思われます。


いずれにしても大がかりなメンテナンスかとは思いますが、信号機にとっては大切な部分だと思うので修復していただくか、思い切って灯器ごと交換していただきたいと思う限りです。




※西日本各地で大雨となり各地で甚大な被害が出ております。被害にあわれた皆様にはこの場ではありますが心よりお見舞い申し上げます。。。

2018年6月16日土曜日

山形県の補助アーム

以前の記事で、山形独特のストレートアームを紹介しましたが、
今回はその続編を。


鶴岡市のR345、湯田川温泉近くの交差点にある信号です。



看板に隠れてしまっていますが、ストレートアームに交通機器などで付いている補助的な
アームが付いています。
低コスト型なので、最近でも山形県ではこのようなアームで設置されているようです。

周辺の県では、補助的なアームは付いていません。
このアーム自体、強度があるので積雪でも曲がったり傾いたりすることはそう頻繁には
無いと思いますが、恐らく、万が一に備えて・・・の事なのでしょう。
灯器も低コスト型になり、更に軽量になったので必要性を考えてどうなのか・・・今後の
動向に注目したいと思います。


ただ、
このアームが付いていることで少し格好良く見えると思っているのは私だけでしょうか?

2018年6月7日木曜日

北海道観光

サイトでは北海道の信号ネタをアップ中ですが、今回の同地遠征で撮影してきた信号以外の画像をアップしたいと思います。

最初に伝えておきたいですが、今回の記事は信号要素ゼロです。申し訳ありません。。。


北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)。
広角レンズが無かったので、縦構図で真ん中だけドカンと。
手前に咲いている花が鮮やかでした。
撮影時は夕方で逆光だったので、午前中であれば綺麗に撮影できるかと。


札幌のド定番であるテレビ塔。
展望台に行ってみたかったのですが、午前か夜に行こうと考えているうちに空き時間のタイミングを逃してしまうというミス。
次回こそはと、また札幌に来るときはリベンジしたいです。


こちらも定番といえば定番ですが、時計台。
地図も見ずイメージで郊外の長閑な場所にあるかと想像していましたが、実際はその逆でした(苦笑)
私が行った時は偶々かもしれませんが、観光バスと人が多かったです。


札幌を一旦抜け出して小樽へ。
旧日本郵政小樽支店は、かなり風情のある建物でした。
手前の広場も建物とマッチングした景観になっています。

そして小樽と言えば、小樽運河。
日没時だったので、レトロな電灯と一緒に。


再び札幌に戻り、クラーク博士像を。
当初は北海道大学にあるとガイドブックに書いてあり、行ってみたのですが首から上の銅像しか無かったので、よくよく調べてみると立派な像は郊外にある羊ヶ丘展望台内にあると知り、日を改めて観光。
信号探索の時間をある程度犠牲にしてしまいましたが、それでも観光した甲斐があったと思います。
ここでは土産も購入。


そして、またその日の夜は移動して室蘭へ。
工場と橋の夜景がガイドブックに載っていたので、行って撮影を試みましたが・・・

綺麗に撮影できる場所が無い?

上のは、道の駅にある公園で撮影したもの。
一見綺麗に撮れていると思いきや、橋の下が手前にある建物で隠れてしまっています。


さらに調べると、橋を挟んで反対側に撮影できる場所があると判明。
そこで撮影したのがこちら。

「おお、綺麗に撮影できるではないか」

撮影時は天候がよろしくなく、風もやや強い荒れ模様でしたが、逆にそのお陰で出来た靄がライトアップに反射していい感じに仕上がりました。

当然手持ちで撮影するとブレるので、三脚を使用。
バルブモードで撮影しましたが、鉄道での駅撮り以来で5・6年ぶりだった気がします。

その数日後、再び室蘭に寄ったので同じ場所で撮影。
撮影の時間帯で大分違った景色が楽しめますね。


因みに工場の夜景・・・ガイドブックに掲載されているものが滅茶苦茶美しくて是非撮影したいと思っていたのですが、どうやら

クルーズ船に乗船しないと撮影できないそう・・・

予約が必要の上、乗船料もいい値段がするそうなのでこちらは断念。。。



●総括

今回の遠征では、後半に台風が接近したり山間部では吹雪になったりと幾分荒れた天気に遭遇してしまいましたが、その分別の日にはスッキリした晴れ間になり、充実した探索・観光が出来たと思います。
人混みが苦手というあまり、札幌市内でのグルメ・観光が幾分疎かになってしまった部分は反省点なので、次回はその部分を充実していきたいと思います。

次回は・・・何時になることやら。
ただ、北海道へ遠征するのが比較的容易であるという感覚が今回で持てたので、またそう遠くないうちに遠征できるかもしれません。



次回の記事は、再び信号ネタに戻る予定です。

2018年3月4日日曜日

もしや・・・

今回投稿するのは、以前画像1枚だけお見せしたネタです。





上越市のR8を通ったことがある方は既にご存知かと思います。
谷浜駅近くにある押しボタン式の信号機です。




京三アルミ筐体で変わったLED配列が目につき撮影。

もしや新種発見か?・・・と一瞬期待を持ってしまいましたが、

青・黄・赤の点灯時を見ると

どうやら 青LED素子ユニットのみが交換された もののようでした。

よく見てみると、黄・赤は同じ素子配列で筐体や銘板から推測すると元から取り付けてあったものと思われます。

こちらが銘板画像です。

そして青LEDユニットですが、配列からして小糸DK世代のLEDユニットではないかと思われます。



考えれば、LED灯器が全国展開されてからおよそ15年程度経過していて、耐用年数を超えているものは既に新型に交換されている場所もあります。

今後はランプ式だけが灯器交換の対象ということでなく、耐用年数を超えたLED灯器も交換されるという時代に入ろうとしている、或いはもう入っているのではないかと考えられます。

2018年2月4日日曜日

宇都宮市内最後の横型網目赤だけ30

引き続き県内の話題です。


栃木県内では網目レンズ世代が絶滅寸前という状態です。
ご存知の方はお分かりかと思いますが、平松本町のNS網目赤だけ30横・縦が更新されて久しいですが、実は市内でもう1か所NS網目赤だけ30が残存している所があります。
前回の記事で、古灯器リストで記載漏れしていたので序間隔で画像付きで掲載させていただきます。

宇都宮市内、越戸(こえど)通り沿いにある押しボタン式の交差点です。


やはり所々に錆がありますが、年数の割には状態はいいと思います。
昭和58年7月製造です。


2方向に2基づつ、計4基あります。


歩灯はU形世代のものでした。
後から交換されたものと思われます。


押しボタン、制御機の銘板です。
押しボタンは平成9年の製造ですが、表示部が劣化しているのか見え難い状態でした。
制御機に関しては、通常押しボタン式では押しボタン式専用の制御機が使われる事が多いですが、ここでは何故か十字路などでも使われるものになっています。


以上です。
今年初めに確認したときはまだ残存していましたが、県内の低コスト型が尋常でない程増えてきているため、状況によっては今年度~来年度には更新されるかもしれません。

2018年1月27日土曜日

低コスト型+視角制限

先述の通り、引き続き県内ネタを。

https://japan-trafficlight-info.blogspot.jp/2017/12/250mm.html
こちらで最初に紹介されている、宇都宮市下小倉町の日新製菓前の交差点。
実は県内では初見のものが潜んでいます。

前回は主道側から撮影しましたが、こちらは従道からの撮影です。


画像正面は低コスト型となっていますが、

裏側は300mmφレンズ従来灯器となっていました。
視角制限フード付きです。

信号電材と似たようなフードです。

「KO16」とありますが、2017年2月の製造です。
見難いですが、低コスト型は2017年9月なので半年以上差があります。
因みにどちらも同じタイミングで更新されたものです。





そして、初見のもの。
最初の1枚目に写っていましたが、


視角制限付きの低コスト型が設置されました!

銘板の形式は「1H253L」と通常版と同じです。


ここの交差点では計2基が設置されています。

通常に比べ、消灯時のレンズがかなり黒くなっているのが特徴です。

300mmレンズと同様、通常レンズに特殊なフィルムみたいなものが付けられている様に見える気がしますが・・・専用に造られているのかもしれません。
しかしよく見ると300mmレンズのとは微妙に違っていて、レンズ外側に光を遮る黒いものがあります。

この角度から見ると、もう殆ど見えない状態です。
筐体は低コスト型なのに、優れた機能が備わっていると思います。

通常のレンズではフードレスで、交差している側の灯火が見え見えなので、見切り発車防止の観点から、標準装備にすればいいのでは・・・と、ふと考えてしまいました。




以上です。
次回も、県内話題でいこうかと思います。

2018年1月20日土曜日

赤だけ30現存状況

(1/21一部情報修正)

先述の通りの「アレ」=赤だけ30の現存状況についてです。

これはあくまでもこれまでに見た私なりのフィーリングでの調べですので、実際の状況や他の方の調査とは異なるかもしれませんのでそこはご了承いただければと思います。



●小糸工業(コイト電工)
現存度:★★★

平成の始め~アルミ採用(平成9年頃)までの間にかなりの数が設置された模様。
他メーカーがアルミ灯器採用後も設置されたので、県内の赤だけ30丸型では現存数は恐らく1位。
国道沿いや主要幹線道路ではめっきり見かけなくなってしまったが、中小規模路線~マイナーな路線や学校前の押しボタン式などではまだまだ見かけます。
灯器の状態は良好なものが多いが、今後は低コスト灯器の進出により数を少なくしていくものとみられます。



●京三製作所
現存度:★★

こちらも小糸製と比較的近い時期にアルミ移行されたようで、まだ所々で見かけます。
小糸製より少ないのは元々数が前者より少なかった事、近年になり錆が目立ち状態が悪化している事などが少なくなっている要因として挙げられます。
私の生活圏近辺でもありましたが、次々と更新されており、低コスト灯器の導入スピードによっては5~10年以内には姿を消すかも。。。



●日本信号
現存度:☆

宇都宮市内では恐らくヤマダ電機前の押しボタン式のみ(現時点で)。
県内でもある場所は本当に僅かです。
状況によってはこの先数年で県内から姿を消してしまうかも。
(群馬県ではまだまだありますが)

現存度:★

内庇タイプは絶滅寸前という状況ですが、外庇タイプはまだ現存数はあります。
アルミ灯器に関してはNSは飽きる程の数が設置されましたが、丸型の現存数は逆転して小糸や京三が多いという現況。
県南部では所々でみられるものの、数は少ないです。



現存度:★★★★

全国でも栃木県限定のタイプ。
中小規模路線や、路地裏ではまだまだ見かけます。
赤だけ30全般としては現時点で一番多いかも。。。
オールLED化される様相が無ければここ5年くらいは安泰なのかもしれません。
ただここ数年でランプ式アルミ灯器も更新されていて、実際このタイプの灯器も更新されているのを確認したので、数は確実に少なくなってきています。



●その他
懸垂樹脂赤だけ30・・・最近確認はしていませんが現存している模様。
小糸網目赤だけ30・・・那須塩原に1か所だけ現存。
(NS製低コスト灯器[ED1191A]に更新されたという情報を頂きました)
京三網目赤だけ30・・・壬生町に1基、小山市に1か所現存。
ランプ式オール250mm・・・小山市の1か所のみ?


以上です。
次回も県内ネタですが、ある交差点のコイト製低コスト型について紹介する予定です。

2018年1月14日日曜日

低コスト型の4位灯!ですが・・・

遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。


去年秋~年末にかけて、低コスト灯器への更新ラッシュがあった栃木県ですが、その後も続々と更新か所が増えています。

つい先日、用事がてらにたまに通る栃木市の交差点がここ1・2週間程前に更新されたのを確認したので早速撮影に行ってきました。

栃木市平柳町にある、五差路の交差点です。

宇都宮市内~栃木市を結ぶ4車線の幹線道路で交通量は多いですが、車両用は全て250mmLED灯器に更新されました。

NS製の低コスト型で、筒形フードが付いています。


3色灯器は形式が「ED1191A」、矢印三位は「ED1191C」となっていました。
矢印三位は県内では初見です。

フードが付いていない通常型もあります。


そして・・・遂に低コスト型の4位矢印が登場!

・・・








・・・








・・・




はい!





・・・って、一体型の矢印ではなく一灯式(一位)の矢印を4つ並べたものですが。
これはまたこれで面白いです!
新鹿沼駅、宇都宮市野高谷町の交差点と続き、4位矢印の新たなとちぎの注目スポットとなりそうです。

更新前は矢印も三位でしたが、五差路の為分かりやすくするために斜め方向の矢印が追加されたようです。

通称「大ちゃんの涙」状態です。
300mmφレンズ灯器とはまた違う迫力があります。

それにしても、取り付け部品の多い事・・・設置業者さんに「あっぱれ!」です。

ほぼ北方向に向いているので、逆光にはなってしまいますが見応え十分で堪能できました。


因みに歩灯は

2013年に路線更新で薄型化されていたので、そのままです。

交差点の制御機も気になったので見てみると・・・98年の製造でした。
20年経過しているのでそろそろ更新かな・・・と帰りに隣の交差点を見ていると、制御機の周りに規制線が張られていたのでこの制御機も近いうちに更新されるのではと思っています。


で、かの横型を縦設置にした小糸網目赤だけ30のあった交差点。
詳細が気になり確認したところ、

ここも京三プレートの低コスト型でした。
横型・歩灯も同じ「もどき」でした。

間違って記載してしまった事をお詫びして訂正させていただきます。。。



次回もとちぎネタで書きたい件がありますが、恐らく「あれ」の現存状況についての話題にはなるかと思います。