2015年12月23日水曜日

”ニーパッパ”のバイパス延伸で

某SNS情報で、福島のR288(通称:ニーパッパ)バイパスの一部が新規開通するとの情報があり、更に田村市内での灯器更新情報もあったので調査に行ってきました。


今回の開通は、田村市船引町でのごく一部の開通で距離にして1km強くらいの長さです。
(今日時点でまだYahoo!地図やGoogleMapsでは路線の反映がされていないようです)
更新情報ではありませんでしたが、新設の交差点が2つ見つかりました。
上記画像はその1つです。
画像はR288BP側から撮影しています。


開通から1月も経っていないので、道路のアスファルトから周辺設備まで新しさが見えます。
信号柱も太陽に反射して光っていました。


それでは灯器の方を・・・各地で設置されているものと同じなので大々的に紹介する程でもありませんが、



コイト製フラット型灯器の設置です。
この交差点全てがこれでした。
背面角が切り取られた、2015年時点での新型タイプです。


画像では見えませんが、2015年6月製のようでした。



歩灯も同時期のPVTL形です。

従道側は両方向とも感知式で、「感応式信号」の表示板が設置されていて、

「感知中」表示の無いものですが、フラット型への取付ということで、


直付けせず、調整金具からぶら下がる形で設置されていて、斬新さを感じました。


他には押しボタン箱、感知器、制御機とも全てコイト製一式という状態でした。

そして、現道とをつなぐ交差点に京三VSS/PSK灯器がありそのすぐ先は

この灯器がある交差点でした。
円弧アームですが、どちらも実は警交付きです。。。
今月はまだありましたが、すぐ隣に新型灯器があるとなると更新されるのも
そう長い先では無いのかもしれません。


今回開通した区間は、田村市船引町の西部のごく一部ですが将来的には
今渋滞が起きている市街地を避け、R349と接続、都路方面へスムーズに行けるように
なるのでしょう。
R288(現道)は、起点の郡山市~途中の田村市船引町に掛けては交通量が多い上に、
川の谷間に沿って通っているために道幅が狭く、カーブも多いのですが
90年代頃には磐越道が通るようになりそれに伴いR288BPの
同IC(郡山東・船引三春)周辺が、2013年には2つのICの間で未通だった
三春西BPが開通し船引~郡山市へスムーズに行けるようになりました。
山間に造られたバイパスなので、坂・橋や切り通しが多い路線ですが
道幅が広い上に線形が緩やかなので走りやすいです。


信号の話から脱線してしまいましたが、今回の開通区間、紹介していないもう1箇所も同じく
フラット型灯器が設置されていて、今後もフラット型がかなり増えそうな予感がします。

現在その他でフラット型灯器を確認しているのは、

福島市、二本松市、郡山市(*)、須賀川市(*)、会津若松市、南相馬市、三春町(*)
*・・・新型(2014年型)フラット灯器設置を確認したところ

と県内主要都市では複数確認しています。
いわき周辺は、ここ最近探索していませんが既に設置されているのではと考えています。
いわき市については、近く探索に行ければと思っています。


2015年10月27日火曜日

角田市の更新

この時期になると、全国各地で信号灯器の更新が目立つようになりますが、今月初めに宮城県に探索に行ったところ、こちらでも各所で更新が見受けられました。

宮城県南部の角田市中心部にある交差点です。

ここにはNSの3世代目丸型300mmφの警交付き灯器があります。
昭和53年製で、東北ではほぼ宮城県でしか残存していないものと思われます。
因みに福島県では、警交無しのものも含め同じものがいわき市のR6に1基確認しているだけで他の場所で残存していたものも2006年辺りに殆ど撤去されてしまいました。
これがこの交差点に1基だけあります。

それで、何故この交差点を取り上げたのかというと・・・















新しい柱が立っていました・・・ということは灯器も更新される可能性が高いと言うことで今回載せてみました。


他の車両用灯器は、上記の1世代後の同じNS丸型250mmφ灯器でした。
(しかし詳細の銘板は撮影し忘れ)
こちらも状態としてはあまり良くはありません。


こちらにも既に新しい柱がスタンバイしていました。
現在使われているものより随分と高く見えます。


最初の1枚目とは別角度で見た交差点全景です。
画像向こう側が北になり、仙台方向を向いています。
車両用灯器は、昭和53年~57年前後製造の灯器で構成されていました。


次に歩灯を見てみます。

歩灯に関しては、更に古く全てが小糸製の昭和47年製歩灯になっていました。
引っかけ金具が珍しくわっか状になっています。

やはり状態としてはあまり良くありません。
交換されて致し方ないと思います・・・が、古いレアな灯器がまた1箇所姿を消してしまうというのがいとおしい気がするのは、信号ファンとしての「さが」でしょうか。

最近は、交差点の半分以上の灯器を撮影する機会が時間効率の関係で殆ど無かったのですが、今回は見納め代わりに半分以上は撮影しました。
それでも、全ての灯器を撮影するという気には至っていない部分が今後の私の改善すべき課題ではありますが(汗


その他、角田市内には周辺の県では殆ど見られない昭和40年代後半~50年代前半の灯器(角型は勿論ありませんでした)などがゴロゴロと残存していましたが、今回見た限りではその半分以上が薄型灯器等に更新されていました。

NS1176形や、VSS灯器が市内各所にあります。
画像の箇所も、かつてはNSの3世代目丸型250mmφ灯器がありました。


しかし、

小糸の円弧アーム世代のものはまだ残存していました。
周辺の交差点が薄型灯器に更新されているので、こちらも程なくして更新される可能性はゼロではないです。



宮城県ではかつての情報より、信号灯器更新にかける予算が少ないと思っていましたが、今回の角田市やその周辺探索でここ数年で更新されたと思われる薄型灯器を何カ所も見かけました。

県内の一桁の国道沿いでも、従道側などにまだ昭和50年代前半の灯器などがチラホラと残存していますが、薄型灯器が目立つほどに増えている所を見ると、これらの更新が遅れている箇所でも5年以内には更新されるのかもしれません。

特に、今年度県内ではまとまって更新された地域も見受けられるので古い灯器の撮影をされる場合は早めに済ませた方が無難なようです。

2015年10月10日土曜日

福島で増殖中

既に先月の事になってしまいますが、会津の方に行ってきました。


以前も少し書き込みしたかと思いますが、ここ数年で福島県内でもフラット型が県全体(中通り・会津・浜通り)で増加してきています。
これまで福島でのフラット型の設置の様子を載せていなかったと思うので、今回掲載します。

去年の末辺りに設置されたと思われる灯器です。
直線上アームで、他県と同じような調整金具になっていました。


銘板が比較的撮りやすい位置にありました。
2014年10月製造です。

従道側は感応制御になっていて、特徴的な表示板も。

傾斜が特徴であるフラット型灯器が、無理矢理上向きに角度調整されていました。
冬場で着雪するときはどうなるのか・・・この調整に少し残念な気がします。

従来の薄型灯器と比べて、気象災害(雪・強風)に強い・業者が施工しやすいなどメリットが大きいので、今後も県内で増加していきそうです。


因みに画像はありませんが、
こちら↓



と、こちら↓



が、茶色の新型フラット灯器に更新されていました。
一灯式や三灯式の矢印灯器もしっかりと新型になっていました。


で、フラット型灯器の話題から少し話題が外れますが
会津若松の鶴ヶ城付近のこれが青灯ユニットだけ交換されていました。
光度が低下していたのでしょうか?
十数年ほど稼働しているのでLED素子にそろそろ寿命が来ているのかも知れません。。。



※下記の場所は今回紹介のフラット型灯器が設置されている所です

2015年9月11日金曜日

1日遅れましたが・・・と、新潟探索

まず、先日に栃木県内で豪雨がありましたが無事であることを報告いたします。

茨城県内の鬼怒川が氾濫してしまったようで、栃木県よりも被害が大きかったものと思われます。

一方で自宅に一番近い河川でも、あと数mの水かさであふれ出そうになるなど対岸の火事どころでは無かったと思います。
また、自宅周辺の道路で何カ所か冠水があり市の職員と思われる方・消防・警察が見廻りに行っていました。
その冠水道路は通行止めにされていましたが、当日夕方には水が引き通行できるようになりました。

最近は、ゲリラ豪雨という言葉もよく使われるようになる程、異常気象が頻繁に起きているので今後とも水災には気をつけたいところです。



で、信号(探索)の話題に入りますが、少し前に新潟に行ってきました。

ストビュー(ストリートビュー)で下調べして、気になった灯器。
場所は新潟市中心付近の川沿いの道路にて。
信号ファンであれば、これだけ見ればおおよそどんな物かお分かりかと思います。
全国的に見れば、あまり珍しいものではないかも知れませんが設置数は多くないと思われます。
後程サイトの方に掲載するので、詳細はあまりお見せできないのですが。
因みに表示方法は、マイナーな方では無くメジャーな方です。


LED電球が装着された灯器もありました。
ただし、歩灯だけです。

新潟市内の主要幹線道路で連続的に設置されていて、色合いはごく自然な感じでした。
赤・青ともに電球色に近いですが、消灯時に人形の部分がやや茶色になっているように見えました。


他、新潟市だけで無く魚沼地域周辺のR17でもLED電球が装着された歩灯が見られました。
こちらは青点灯時が「いかにもLED」というような感じで青白い灯火に見えました。
もしかすると、新潟市のものとは違う種類のLED電球なのかも。。。
生憎日没後の発見なので、撮影は出来ず。


交通信号用LED電球というと、常盤電業やエクセルが知られていますがそれ以外の複数社も開発や製造をされているという情報があります。

地域によっては採用しない所もありますが、電気代や電球交換の施工費用・手間が節約出来ると言う事もあり更に普及されると考えられます。



話題を無理矢理1記事にしたため、ゴチャゴチャになってしまいましたが、以上、纏めて報告させていただきました。

2015年8月5日水曜日

探索本格的に再開?

前回の記事から大分空いてしまいました。。。


先月~今月まで忙しく、信号趣味に割ける時間があまりありませんでした。
ただ、大事な用事も終わったところなので徐々にブログ・サイト等再開していきたいと思っています。

用事のついでに市内や県南部などを部分的に見ていますが、特にあまり変わった状況も無く。。。
ただ、撮影したいものが無いわけではないのでこちらは時間を見て撮影出来ればと思います。

事情により遠くの遠征はまだ出来ずにいますが、最近はあまり遠征できていないのでお盆に関東以西に遠征出来ればと考えています。

2006年1月に撮影

遠征・・・とはいえ、流石にこのエリアまでは行けませんが。。。
もしここまで行ければ2・3泊して信号探索してみたいですね。

2015年5月3日日曜日

雪害対策灯器の考察

時期的に大分違うものですが・・連日の暑さを涼ませるネタを掲載したいと思います。


お蔵入りさせてしまうには勿体ない気がしますのでこちらにて。
現時点ではサイトに掲載する予定はございません。

前置きで述べておきますが、この後紹介する雪害対策灯器1基に関しては既に撤去されていますので悪しからず。

秋田県内のとある交差点。

丁度付近が吹雪の後だったので、雪害対策の灯器を見てきました。
因みに撮影は2014年1月です。

ここに、電材フードレス灯器が設置されていますが・・・


灯火が!
赤灯が隠れてしまい、殆ど見えなくなっています。

実は撮影の前にパトカーがいて、どうやら長い棒で雪を掻いていたようで・・・
「信号機」が見えないということで駆けつけていたのでしょうか。。。
ということは、自然な状態だと完全に灯火が雪に覆い被さっていたようです。

その後は雪も止み、晴れ間もあって付着している雪が融けていきましたが
現時点では雪害対策灯器には課題があるようです。

ある程度傾斜させて傾けているようですが、コイト製フラット型灯器と比較すると傾斜が
幾分控えめな感じで、角度調整金具の上下2本両方に特別な金具が挟まれています。


2013年10月製です。
デジカメの撮影モードが間違って切り替わった状態で撮影してしまったので、これが元画像サイズです。
ご了承いただければと思います。。。


では比較用に同方向の従来型灯器を見ていきます。


・・・実は赤点灯していますが、先程のフードレス灯器よりも更に
見えにくくなっています。

どうやらフードレス灯器の方が一定の効果が現れているようですね。


2012年11月の製造でした。
比較的最近の灯器でも、着雪にはあまり効果が出ていないようです。





・・・そしてここからはまた別の場所の灯器を。

上向きに角度調整されてしまっている灯器はもろに雪がかぶっていました。
適正な角度調整が必要のようです。


上記の画像と同じ日の同じ時間で撮影したもの。
右側に見える2つの灯器はフラット型灯器です。
上記のものと向いている方向が多少違いますが、雪が少し被っているのが見えます。
こちらは一定の効果があるように見えました。





最後に、個人的な意見でありますが各社の雪害対策灯器の比較を。。。
あくまでも私の個人的な意見なので、どう捉えるかは御覧の皆様のご想像次第ということで・・・。

●フラット型(コイト製)
現時点の3つのタイプの中で、一番効果があるのではないかと考えられる。
大幅な傾斜が付いていることにより、風での雪の付着が他社のものよりも軽減されている。
縦型の赤灯に雪の付着が残るときがあるが、これは横型にすることである程度ではあるが解決出来そう。
縦型にするか横型にするかは各地域で指定されているので、横に変更できない
地域もあるかと思いますが。。。
最近、筐体裏面の角が切り取られた新仕様になっているのでそちらでの効果も気になるところ。
コストと対策効果のバランスが良いデザインだと思います。


●電材製フードレス灯器
記事で紹介した通り、状況によっては灯火全てが隠れてしまう危険性があると思われる。
傾斜をさせる金具付きでもあまり角度が付いていないようにも見え、更に傾斜を付けるか、融雪フィルム等の装備が必要なのかも知れない。
更なる改善を期待したいところ。


●カプセルカバーフード(NS製・京三製など)
電材製フードレス灯器よりは効果があると思われる。
ただ、積雪の多い地域であるとカバー上部に雪が積もってしまい返って見えにくくなることもある模様。
こちらも最近形状変更がされたようで、そちらでの効果も見てみたいところ。


何れのタイプも、雪害対策に対しては完全に解決されていないようで更なる改善・改良を期待したいところです。
発熱フィルムをレンズに貼る等の対策をしている地域もありますが、コスト面で解決出来れば普及できそうなレベルだと思います。
一概に雪害対策とはいえ、風雪による着雪とドカ雪の積雪だと状況も大きく違います。
例えば、風雪が多い地域はカプセルフード、積雪が多い地域だと電材フードレス灯器などにすると各々の特徴である程度雪害軽減出来ると思います。


雪害対策に関しては、一部のニュースでもある通り一部の機関で研究されているということなので雪害に強い灯器の登場に期待したいと思います。

2015年4月25日土曜日

サイトの微修正


サイト:交通信号機の展覧会

御覧いただき有り難うございます。
サイトの方で、リンク切れが多数見つかりましたので先週非公式で更新させていただきました。

リンク切れが多いページを中心に修正していますが、更に背景レイアウトの更新や内容の微修正も行っています。

県別集・東京都のページでは、暫く反映されなかった撤去情報を多数追加させて頂きました。
本日時点で撤去情報が反映されていなく、
「追加を反映してほしい」
という方は遠慮無くメール・掲示板等でお知らせ頂ければと思います。
なるべく忘れないよう、早めに修正させていただきます。

ページ全体に言えることで、特に東京都では灯器の更新が盛んに行われているため反映し切れていない部分がありますが、今後も時間があれば撤去情報の追加を非公式で行いたいと思います。


2015年4月12日日曜日

白いLED押しボタン箱・画像の場所は...

久々の記事となってしまいすみません。

今回は私が初めて白いLED押しボタン箱を見た場所を紹介します。
意外な場所ですが・・・


この画像1枚だけでも分かってしまうかと思いますが、





















上にある「ほこうしゃ用・・・」と書いてある札があります。

そう、ズバリ

「長野県」

です。

地元のとちぎでも既にありますが、当時は何故かまだ見ていませんでした(汗

そして、更に面白い事に


古い灯器と新しい灯器が共存しています。
交換の真っ只中でした。


実はこの古い灯器の撮り直しでここを訪れましたが、撤去寸前のギリギリでした。


上記の古灯器以外は、車両用は全てこちらに交換済みでした。


製造は2015年1月。
撮影は2月末なので、まだ新しいです。


歩灯も新しい灯器がスタンバイしていました。
南側の2基は既に稼働していました。
画像にある標識も新しいタイプに更新されるようですね。


長野市内では複数箇所でVSS型を見かけました。
全体としては、既にLED化されている所も多いのであまり更新は目立っていませんが、それでもこの時期にしては多めに更新されているようにも見えました。

因みに
http://trafficsignal.jp/~godaiko/ken-naganoW_ky_h.htm#16ky-h09
こちらはまだ残存していました。
ただ、やはり更新が盛んな状況を見るとこちらもそう長くは残存しないかもしれません。

今回は以上です。
で、この交差点の後に実は先日の記事の交差点を訪れました。