東久留米市の押しボタン式の交差点です。
一見すると、普通の薄型灯器に見えますが・・・
信号ファンの皆様は微妙な違和感を感じるかと思います。
そう・・・京三VAT灯器にこのLEDユニット・・・
黄色が7周配列の新型ユニットです。
筐体とユニットに世代のズレが・・・
そして銘板(プレート)を見てみるとビックリ!
形式が「VAT-A3LH」、所謂矢印灯器に使われている形式です!
(通常は三色灯器の場合は、形式が「VAT-1H33」などとなっていてこの画像の「-A3LH」は三位の矢印灯器に刻印されている形式です。因みに矢印一灯の場合は「VAT-A1LH」となります。)
しかも製造年月が平成17年。
まだ薄型灯器が全国的に広まってなかった世代のものになります。
以上の推測により結論としては、
三位矢印灯器を撤去しLEDユニットだけを交換して三色灯器として設置し直した
可能性が高い事が考えられます。
因みに逆方向に設置されている横型灯器も見ましたが、
厚型灯器のLEDユニット交換は、素子欠けなどで交換されたケースを見かけますが、今回のように矢印灯器をリサイクルのような形で青・黄・赤に換装して設置されるケースは見たことが無いので驚きました。
都内ではランプ式灯器がLED灯器に交換される作業が終盤を迎えているようですが、大通りでは初期の薄型から新型の薄型に交換される場所も少なからず見かけます。
撤去された薄型を筐体だけ再利用するのは、なかなかの資源節約だと思います。
信号ファンにとってはある意味残念なケースかも知れませんが、予算がひっ迫している地域はこういった手もアリなのかなと思いました。